本記事の内容
本記事は、基本情報技術者試験におけるバックアップについて、情報及びコンピュータの素人目線から説明する記事です。
以前の記事も併せてご覧ください!
本記事の位置づけ
イントロ
システムには、業務上とても大切なデータが多数保存されて言います。
そのため、データをしっかりと守ることが大切です。
システムも機会なので、いつかは故障します。
またユーザーの誤操作も完全には防げません。
システムが壊れないように運用することや、ユーザーが誤操作をしないように操作マニュアルを整備することも重要ですが、それよりも重要なのは、
万が一、データが破損・消滅したとしても、そのデータを元に戻せるように準備しておくこと
です。
そのためにはバックアップと呼ばれる作業が必要なのです。
バックアップとは
バックアップ
バックアップとは、通常使用している補助記憶装置とは別の補助記憶装置上にデータの予備を取っておくことである。以下の3種類が出題される。
- フルバックアップ
- 差分バックアップ
- 増分バックアップ
フルバックアップ
フルバックアップとは、読んで字の如し「常にすべてのデータをバックアップすること」です。
フルバックアップのメリットは、作業の簡単さです。
フルバックアップでは常に全データがバックアップさているので、システム障害が発生した時にも、最新のバックアップデータを使うだけで、システムのもとの状態に戻すことができます。
ただし、フルバックアップでは常にすべてのデータをバックアップしなければならないため、データ量が多い場合にはバックアップの作成に時間を要します。
フルバックアップは、否応なしに全部バックアップすること。
差分バックアップ
差分バックアップ
差分バックアップとは、フルバックアップ以降、新たに追加されたデータのみをバックアップすることである。バックアップするのは、フルバックアップからの追加分だけなので、バックアップにかかる時間は短いです。
半面、復旧にはフルバックアップと差分バックアップの2つのデータが必要になるので、復旧作業が煩雑になります。
例えば、日曜日にフルバックアップをとり、月曜日から水曜までの毎日、差分バックアップを取った状態を考えてみます。
水曜にデータベースを復旧する場合は、日曜日のフルバックアップと水曜の差分バックアップの2つのデータを使ってシステムを元の状態に戻します。
差分バックアップは、フルバックアップとの差分だけをバックアップすること。
増分バックアップ
増分バックアップ
増分バックアップとは、前回のバックアップから新たに追加されたデータのみをバックアップすることである。バックアップするhのは、前回のバックアップからの追加分のみなので、バックアップにかかる時間は差分バックアップよりもさらに短いです。
しかし、バックアップのデータが複数になるので、復旧作業が差分バックアップよりもさらに煩雑になります。
例えば、日曜日にフルバックアップを取り、月曜から水曜までの毎日、増分バックアップを取ったとします。
水曜にデータベースの復旧を行う場合は、日曜のフルバックアップと月曜、火曜、水曜の増分バックアップの4つのデータを使って、システムを元の状態に戻します。
増分バックアップは、前回のバックアップから増えたものだけバックアップすること。
結
今回は、基本情報技術者試験におけるバックアップについて、情報及びコンピュータの素人目線から説明しました。
バックアップには3つ存在し
- フルバックアップ
- 差分バックアップ
- 増分バックアップ
があります。
フルバックアップはバックアップに時間がかかる反面、復旧作業が楽。
増分バックアップはバックアップが短時間で済む反面、復旧作業が煩雑という特徴があります。
質問、コメントなどお待ちしております!
どんな些細なことでも構いませんし、この記事に限らず、「定理〇〇の△△が分からない!」などいただければお答えします!
Twitterでもリプ、DM問わず質問、コメントを大募集しております!
コメントをする