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システムの性能指標

基本情報技術者試験

本記事の内容

本記事は、基本情報技術者試験におけるシステムを処理の仕方での分類について、情報及びコンピュータの素人目線から説明する記事です。

本記事を読むにあたり、システムについて知っている必要があるため、以下の記事も併せてご覧ください。

「処理の仕方」によるシステムの分類~クライアントサーバーシステム、3層クライアントサーバーシステム、Webシステム~
...

イントロ

ヒーローは大きな敵を倒すために巨大化します。

システムも大きな負荷に対応するためにサーバーの能力を上げることがあります。

本記事の位置づけ

3つの性能指標

システムの性能を評価する主な指標は次の3つです。

  1. スループット
    単位時間当たりに処理される仕事の量
  2. ターンアラウンドタイム
    入力から出力が完了するまでの全工程にかかる合計時間
  3. レスポンスタイム(応答時間)
    処理にかかる時間(入力や出力の時間は含まない)

スループット

ターンアラウンドタイムが「何秒かかるか?」に対して、スループットは「何件処理できるか?」の指標です。

プリンターを例にとります。
単位時間当たりの印刷ページ数がスループットです。

これは「印刷ページ数」を「コンピュータに印刷の命令を出してから、プリンターで印刷物の最後のページが出力されるまでの時間」で割った値です。

ターンアラウンドタイムとレスポンスタイム

  • ターンアラウンドタイム=入力時間+処理時間+出力時間
  • レスポンスタイム=処理時間

ターンアラウンドタイムとレスポンスタイムの違いは以下です。

ベンチマークテスト

ざっくり言えば、「このプログラムを走らせたらどんな感じ?」というので測るテストです。
すなわち、標準的なプログラムやデータを使ったシステムのテストです。

上記のスループットやターンアラウンドタイム、レスポンスタイムなどの数値をほかのシステムと比較して評価します。

キャパシティプランニング

キャパシティプランニング

システムの稼働状況を継続的に評価して、システムに求められる処理能力を計画することである。

キャパシティプランニングによってシステムの処理能力を向上する必要があると分かった場合、主として「スケールアウト」と「スケールアップ」の2つの手段を実行します。

スケールアウトとスケールアップ

  • スケールアウト:サーバーの台数を増やすことで、システム全体の処理能力を向上させること
  • スケールアップ:個々のサーバーの処理能力を向上させることで、システム全体の処理能力を向上させること

スケールアップは、CPUを高性能なものに変えたり、主記憶装置を増設したりして、サーバそのものの処理能力を向上させます。

今回は、基本情報技術者試験におけるシステムの性能指標について、情報及びコンピュータの素人目線から説明しました。

システムの性能指標は主として、

  • スループット
  • ターンアラウンドタイム
  • レスポンスタイム

が存在します。

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