本記事の内容
本記事は基本情報技術者試験におけるデータ管理とファイルシステムについて、情報及びコンピュータの素人目線から説明する記事です。
OSについて知っている必要があるため、以下の記事も併せてご覧ください。
本記事の位置づけ
データ管理とは
OSの4つの機能の1つであるデータ管理についてです。
データ管理
データ管理とは、コンピュータが処理するデータを管理する機能である。具体的には、ファイルシステムやバックアップなどの機能です。
中でも絶対パスは非常によく出題されるため、しっかり押さえておくことをお勧めします。
ファイルシステム
ファイルシステム
ファイルシステムとは、データのまとまりをファイルとして扱うことで、データを管理しやすくする機能である。windowsのファイルシステムの操作画面を例にとります。
写真屋音楽などのデータがフォルダに格納されてます。
コンピュータは0か1しか扱うことができないため、コンピュータに保存されているあらゆるデータは突き詰めれば、0と1のられるということになります。
しかしながら、このような無機質な数値を人間が解読するのは面倒です(ほぼ不可能)。
2進数のられるを見て、「ああ、これは画像だね」やら「こっちは音楽だね」と判別できる人はそういないでしょう。
そこで、ファイルシステムが登場します。
ファイルシステムが2進数の羅列であるデータをファイルとしてかしかし、人間に扱いやすい形に変換しているのです。
ファイルとディレクトリ
ファイルとは、記憶装置に記録された情報の集まりであり、ファイルシステムの管理単位の1つです。
ディレクトリとは、ファイルを格納する場所です。
例えば、画像は画像ディレクトリ、音楽は音楽ディレクトリに格納することで人間がわかりやすい形でファイルを管理できます。
ツリー構造によるデータ管理
ファイルシステムは、ファイルやディレクトリをツリー構造で管理します。
ツリー構造というのは、各ファイルをした図のように分類して管理するデータの管理方法です。
ツリー構造に関する重要用語として以下の2つがあります。
- ルートディレクトリ(Root Directory)
階層構造の最上位のディレクトリのこと。
通常はハードディスク直下がルートディレクトリとなる。 - カレントディレクトリ(Current Directory)
ユーザーが現在、作業しているディレクトリのこと。
パスによるファイル指定
WindowsやMacなどでは、マウスを操作することでディレクトリの階層を上下に行き来できるのですが、そのほかにもキーボードで直接パスという文字列を指定することで、目的のディレクトリへ移動する方法もあります。
要するに、ファイルの住所がパスです。
パスを使って目的のディレクトリやファイルを指定する方法は必ずと言っていいほど出題される。
パスとは
パスは、ファイルやディレクトリの場所を指定する文字列を指します。
パスは以下の4つのルールに従って記述します。
- ディレクトリやファイルは「/」(スラッシュ)で区切る
- パスの始まりが「/」のときは、左端にルートディレクトリが省略されている
- カレントディレクトリは「.」で表す
- 1階層上のディレクトリは「..」で表す
余談
linuxを触ったことがある方は、ディレクトリ間移動で「cd .」とか「cd ..」とかを使ったことがあると思いますが、それです。結
今回は、基本情報技術者試験におけるデータの管理について、情報及びコンピュータの素人目線から説明しました。
OSの機能の一つであるデータの管理は、ファイルシステムで直感的に実装されています。
管理の方法としては、ディレクトリを分けることで行っています。
そのファイルが一体どこにあるのかという住所を表すのがパスです。
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