「処理の仕方」によるシステムの分類～クライアントサーバーシステム、3層クライアントサーバーシステム、Webシステム～

本記事の内容

本記事は、基本情報技術者試験におけるシステムを処理の仕方での分類について、情報及びコンピュータの素人目線から説明する記事です。

前回の記事も併せてご覧ください。

基本情報技術者試験におけるプログラムの性質と種類、頻出言語

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2023.09.25

イントロ

システムは、1台のコンピュータだけで構成されることもあれば、複数のコンピュータで構成されることもあります。
構成は違えども、どちらもシステムです。
ただし、システムの処理速度や信頼性は構成によって大きく変わります。

システムの分類方法はいくつかありますが、本記事では、次の2つの分類方法を述べます。

• 処理の仕方による分類
• システム構成による分類

本記事の位置づけ

処理の仕方による分類

システム

• 集中処理
  1台の大型コンピュータに複数の端末を接続し、端末から送られてくるすべての命令をその1台が処理する形態。
  処理を引き受ける大型コンピュータを「ホストコンピュータ」という。
• 分散処理
  ネットワークでつながれた複数のコンピュータが処理を分担して行うシステム。
  

の2つの処理形態があります。

分散処理システムには、主に次の3種類が存在します。

• クライアントサーバーシステム
• 3層クライアントサーバーシステム
• Webシステム

特に、Webシステムが頻出です。

クライアントサーバーシステム

通常、クライアントとなる端末に、あらかじめ専用のソフトウェアをインストールしておく必要があります。

3層クライアントサーバーシステム

これら3層の役割は次です。

Webシステム

Webシステムは3層クライアントサーバーシステムの一種です。

Webシステムでは、クライアントソフトに「Webブラウザ」使います。
そのため、「クライアントサーバーシステム」やら「3層クライアントサーバーシステム」のように、端末に専用のソフトウェアをインストールする必要がありません。

Webシステムのメリット

Webシステムには、以下のメリットがあります。

• ユーザーは使い慣れたWebブラウザを使用できる
• Webブラウザを使うので、システムに変更があった場合でも、クライアントのソフトウェアをインストールし直す必要がない

Webシステムの処理の流れ

Webシステムの処理の流れは以下です。

1. クライアントがWebブラウザを使って、アプリケーションサーバに対して処理を要求する
2. アプリケーションサーバはデータベースとやり取りを行う
3. 処理結果がHTML形式でクライアントに返される
4. クライアントは受け取った処理結果をWebブラウザに表示する

実は、我々が普段何気なく行っているネットサーフィンは本質的に上記のことを行っているというわけですね。

練習問題

答え

3

結

今回は、基本情報技術者試験における「処理の仕方」によるシステムの分類について、情報及びコンピュータの素人目線から説明しました。

「処理の仕方」によるシステムの分類では、

• クライアントサーバーシステム
• 3層クライアントサーバーシステム
• Webシステム

が存在します。

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