本記事の内容
本記事は、基本情報技術者試験における計算式の表し方について、情報及びコンピュータの素人目線から説明する記事です。
本記事を読むに当たり、特別必要な知識はありません。
前回の記事(論理回路)は以下をご覧ください!
イントロ
「そんなの\(1+2=3\)という表記だけじゃない?」と思われるかもしれませんが、コンピュータの世界では別の表現方法があります。
といっても、本質的には演算子の場所がどこか?という話です。
実は、計算式を表す方法には
- 中置記法
- 前置記法(ポーランド記法)
- 後置記法(逆ポーランド記法)
の3つが存在します。
中置記法
中置記法
中置記法とは、数字の間に演算子を置く計算式の記法である。とどのつまり、我々が普段使っている記法のことです。
$$
1+2=3
$$
がまさにそうです。
前置記法
前置記法
前置記法とは、数字の前に演算子を置く計算式の記法である。中置記法での\(1+2\)を前置記法で書くと、
$$
+1 2
$$
となります。
前置記法では、数と数をスペースで区切ります。
スペースがなければ、先の例で言えば12(じゅうに)と読めてしまうからです。
前置記法を用いれば、数式にカッコを付ける必要がなくなるというのが前置記法のメリットです。
例えば、中置記法の\((1+2)\times3\)を前置記法にすると、以下のようになります。
中置記法を前置記法に変換するには、計算の優先順位が高い演算子から順々に前に出し、最後にカッコを取ります。
優先順位は、四則演算と同様で
カッコ → 掛け算、割り算 → 足し算、引き算
です。
後置記法
前置記法
前置記法とは、数字の後ろに演算子を置く計算式の記法である。表記のルールとしては、演算子を後ろに置くこと以外前置記法と同じです。
後置記法は逆ポーランド表記法とも呼ばれます。
なんでこんな記法が必要なのか?
「何故か?」という問の答えは、コンピュータ内部で使われている表記方法だから、です。コンピュータは逆ポーランド表記法とスタックの仕組み(後の記事で)を組み合わせて計算を行っています。
結
今回は、基本情報技術者試験における計算式の表し方について、情報及びコンピュータの素人目線から説明しました。
問題が解けるということに重きを置き説明しました。
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